車の防犯対策は、車両盗難・車上荒らしの予防にも効果的です。
車両盗難や車上荒らしと聞くと高級車が狙われるイメージがあるかと思いますが、それは違います。たとえ中古車であったとしても、被害に遭う可能性があるのです。盗難・車上荒らしは自宅の駐車場でも発生するため、きちんと防犯対策を行いましょう。
こちらでは、狙われやすい駐車場のタイプと、車の防犯対策方法をご紹介しますので、参考にしてください。少しの心がけで狙われるリスクを簡単に減らせます。
「家に帰ってくれば車も安全だから防犯対策の必要はない」というわけではなく、自宅の駐車場でも車上荒らしなど犯罪の被害に遭うリスクがあります。
自宅の駐車場も盗難・車上荒らしの標的になる
車両の盗難や車上荒らしは、外出先の駐車場や路上駐車、または自宅から少し離れたところにある屋外駐車場など、持ち主の目が届かない場所で行われると思われがちです。
しかし、車両の盗難は自宅の駐車場でも発生しているのです。これは自宅の駐車場や契約駐車場には「常に同じ車が長時間駐車されている」という状況が、簡単にわかってしまうことが関係しています。持ち主の動向さえわかれば盗難がしやすくなるため、狙われてしまうわけです。
加えて、自宅駐車場では安心感から車の防犯対策が疎かになり、結果、犯罪のターゲットとなってしまうのです。防犯対策の一環として狙われやすい駐車場の特徴も知っておきましょう。
盗難・車上荒らしの標的となりやすい駐車場の特徴
車両の盗難や車上荒らしに遭いやすい駐車場の特徴は、以下の通りです。
- ゲートやシャッターがなく敷地に入りやすい
- 人目につきにくく隠れる場所が多い
- 駐車場内に照明や防犯設備がない
- 家の窓が駐車場側にない
敷地に入ってしまえば身を隠しやすく、家主が在宅中でも気づかれにくい駐車場は危険です。「通りから見えづらければ目立たないから安心」と思うかもしれませんが、車泥棒は車種と駐車場所を特定し、綿密な計画を立てて犯行に移るプロが大半です。そのため、死角になる駐車場は車両盗難や車上荒らしに狙われやすくなることもあります。
無防備になりやすい車の駐車場は、少しの防犯対策で車上荒らしや盗難から狙われにくい環境が作れます。すぐにできることも多くありますので、防犯対策をぜひ心がけてみてください。
車内に価値のあるものを置かない
車内に貴重品があると、それだけで犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。バッグや貴金属、現金が入っていそうな封筒類などは置かないようにしましょう。
加えて、車に搭載されている取り外し可能なカーナビ、ETCカードも車上荒らしのターゲットになります。可能であれば自宅に持ち帰り、難しい場合はボディカバーで車の内部が見えないようにするのがおすすめです。
短時間でも車のキーをつけたままにしない
車両盗難や車上荒らしは、一瞬の隙をついて行われることも多いです。キーをつけたままや、窓を開けたまま忘れ物を取りに行って、数分後に戻って来たら被害に遭っていたという例も少なくありません。
外出先だけでなく、自宅の駐車場でも起きることです。車から離れる時は、ほんのわずかな時間だとしてもロックをし、エンジンを切るようにしましょう。
シャッターやゲートは必ず閉める
駐車場にシャッターやゲートが付いている場合は、駐車したら必ず閉めましょう。犯罪者は一つでも手間を省き、スムーズに動きたいという心理を持っているものです。そのため、簡単に乗り越えられる高さのゲートでもあるときとないときでは違いがあります。「防犯意識が高い家」として認識もされるのも、ゲートを閉めるメリットです。
車上荒らしのターゲットになりにくい環境を作る
犯罪者は姿を見られることを嫌うため、照明がある駐車場や、通りからよく見える駐車場の車は避ける傾向が強いです。夜間に暗くなってしまう駐車場は危険ですので、防犯対策として人感センサーつきやタイマー式の照明を設置しましょう。
また、ほとんどの犯罪は車の側面から行われます。両サイドが見えるように、通りに対して正面を向く形で駐車できるとより安心です。
防犯対策を充実させる
駐車場の環境整備や日々の心がけとともにしておきたいのは、防犯対策です。防犯カメラ、固定器具(ハンドルロック、タイヤロックなど)、イモビライザー、警報機、防犯フィルムなど、いずれも車両盗難や車上荒らしへの防犯対策になります。導入が簡単なものも多くありますので、駐車する環境に合わせて検討してみてください。
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車両盗難と車上荒らしは、どちらもとても身近な犯罪です。自宅の駐車場での被害も多いため、安全性が向上できる防犯対策を積極的に取り入れましょう。車両の防犯対策と、駐車場の環境を整えれば、狙われるリスクを大きく下げられます。
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