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2008年の初秋からボディカバーを専門に扱う仲林工業株式会社の業務に就き、2011年の初秋に代表取締役社長に就任致しました仲川晃一です。
どうぞよろしくお願い致します。
「ボディカバー」という商材は、実際に言葉を耳にされたことはあっても、カー用品のなかでは使用された経験のあるお客さまは少ないのではないでしょうか。
冒頭からいささかネガティブな印象を話してしまいましたが、ボディカバーという商品的特徴ゆえに、他のカー用品に比べ、未経験のお客さまには手が伸びにくいというのは当然のことです。
ボディカバーの商品的特徴というのは、まず第一に「車を保護する」が挙げられます。
ひと言で「保護する」と言いましても、ここには色んな意味の「保護」が隠されています。
具体的に申しますと、「直射日光や雨などの天候からの傷みを防ぐ」というのを「保護」と考えられるお客さまもいれば、「室内保管なので、埃や塵よけ」を「保護」と思われるお客さま、また、「盗難にあったので、ひとまずボディを隠して車泥棒の対象から外れたい」というのを「保護」と見るお客さま……色んな「保護」を、お客さまは望んでおられます。
車の置かれる環境に、ひとつとして同じ環境はありません。100台の車には100通りの環境が、10000台の車には10000通りの環境があります。
車をお持ちのお客さまが思われる「保護」は、そのお客さまの数だけあると言っていいでしょう。
それだけ幅広い「保護」に、果たして「ボディカバー」というたったひとつのアイテムが有益に働ききるのか?
正直に申しますと、それを断言できるのか、たまに不安になるときがあります。
普段から、新しい車が出ればその実車を前に採寸させていただき、型を出し、サンプルカバーを作成して実用販売に至る専用ボディカバーを生み出している私ですが、つねに、このボディカバーが、10000台のお車すべてに有益に働ききってくれるのか? その不安をちらと覚えるときがあります。
自信はあります。作り手として、専門職の代表としての自信はあります。
しかし、その自信やこだわりが、果たして独りよがりではないか? 使用されるお客さまの車のために本当にご納得いただける、効果的な商品になり得ているのか? つねにその自問自答を繰り返しています。
「車の保護」の意味が、お客さまにとってそれぞれ異なっているからこそ考えてしまいます。
その為、私の作った型のボディカバーで、お客さまから「もうカバーなしで車の維持は考えられない」「カバーの効果がここまでとは思わなかった」「もっと早く使っていればよかった」と言ってもらったり、リピーターのお客さまから買い替えのオーダーをいただくたびに、とてもうれしく思うと同時に、ホッとしております。
このサイトも、構成からデザイン等すべて私がひとりで作成しました。ワードやエクセルの操作は教室へ通って学びましたが、サイトの作成は独学で仕上げました。元々、自分で納得のできるものを作らないと気が済まない性格です。まだまだ手直しする個所はありますが、このような心構えで物づくりを行っております。どうぞゆっくりと見てやってください。
まだまだ経験も未熟で若造の私です。社長就任時は30歳です。できるだけ頭を柔らかくして、新しいことに敏感で、効果の見極めを冷静に判断し、お使いくださるお客さまの意識に立った物づくりをつづけていきたいと考えています。
これからも、どんな環境であっても車を愛されるお客さまのその気持ちの支えになれれば、そう願ってやみません。 |
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