|
再注文だからこそ起こる問題
|
|
HOME > 再注文だからこそ起こる問題 |
めったにあることではありませんが、再注文によって起こる問題についてまとめています。 |
|
2,000台に1台ほどの割合で、ご報告を受けております。
もともと、仲林工業ボディカバーは完全防水ではなく、通常使用においても雨水が浸透することはこちらで明記している通りです。また、不良の対象にも定めておりません。
しかし、以前のカバーでは寿命まで雨漏りはなかったのに、前回とまったく同じ形状・サイズ、仕様で作成した新品のカバー内側がいきなり濡れていれば、不良では? と思われてしまうのは当然です(カバー生地のはっ水加工は、昔から変えていません)。
雨の降る頻度や量、また角度は毎回変わり、新品のカバーでも雨水が浸透することはあり得ます。
「それでは、以前のカバーの時はすべて、たまたま雨漏りしない降り方だったのか」というご指摘を頂戴することもあるのですが、「そうなります」としかお答えできません。
以前に、買い替えてすぐにはっ水性に疑問を抱かれたお客さまがおられたのですが、そのカバーには、別の理由がありました(こちらのブログにまとめておりますので、ご参照ください)。
仲林工業ボディカバーは、通常使用においても雨水が浸透することをご理解ください。
★前回と車種や車体形状がちがう場合は、比較することはできません。前回とちがい、雨水の溜まりやすいカバー形状になっている場合があるためです。 |
|
仲林工業ボディカバーは、このように既に型のあるお車でも、その形状やフィッティングを現在の採寸技術によって採寸し直し、改良を行っております。
しかし、「良さ」というのは、個人によって異なります。価値基準もわかれます。
弊社での「改良」は、ボディへのフィット感の向上、また着脱のし易さの向上がメインとなり、「改良型の方が良くなった」と言ってくださるお客さまがほとんどなのですが、「以前よりきつい(傷がつきそう)」、「全体的な装着感は良くなったが、リアスポイラーの角を入れる時は前より引っ張らなければならなくなった」等、改良ではなく改悪と感じる、と申されるお客さまも、少なからずおられます。 |
|
カバーの丈につきましてはこちらを参照ください。
丈の深さを重要視されております方、また前回のカバーの形状が非常に気に入っている方は、前回とまったく同じ型での製作をオススメ致します。
再注文時、ネット注文の場合はお届け先情報などを打ち込むページ末尾に、伝達メッセージとして入力できる欄がございますので、そちらにて、電話注文の場合はお電話口で、必ず「前回と同じ型で」とご入力・ご伝達ください。
前回とまったく同じ形状・サイズ、仕様で作成したカバーにもかかわらず、丈にちがいを感じられた場合は、お使いいただいた前回のカバーが伸びている可能性があります。 |
ご理解いただきたいこと
永年の経験や、使い続けた際の効果の実績等も見越して、「良い」と仲林工業で判断されたものを意識して「改良」は行われます。この点、まずご理解いただけましたら幸いです。
そしてもし、再注文くださったお客さまで、「改良前」の方が良いと実感されました場合は、ご相談ください。対応させていただきます。 |
|
生地(特にTT-9000(裏起毛)生地)が、薄く、軽く、もしくは、固くなったように感じる |
|
2011年下半期に生地の基となる縦糸、横糸が生産場所変化等のためにそれ以前よりも一本一本が締まり、(ごくわずかですが)細くなりました。そのため、2011年上半期以前のカバーを使用されたことのあるお客さまの中には、ごく少数の方ですが、その時よりも現在の生地が薄くなったという印象をお持ちになられることがあるようです。ただ、白糸一本が締まったことによるわずかな変化で、糸の強度・耐久性や表面の加工、カバーとしての効果に変化はありません(劣化したわけではない)。ご安心ください。
前回のカバーが2011年下半期以降にご注文されております場合は、薄くなっておらず、まったく同質の生地です。
薄く、軽くなったように感じる原因のひとつに、メンテナンスを行ったとしても、使用されたボディカバーには、表、裏面に汚れが付着していきます。また、生地が傷み、糸が硬直することで、ごわついた手触りになる場合があります。
汚れの付着やごわつきによって、新品のカバーを手にした際、「薄くなった」、「軽くなった」と感じられることがあります。
反対に、固くなったように感じられることもあります。
これは生地が使用により劣化し、傷みが進行したことで柔軟さが増し、その差によって縫いたての新しいカバーに触れた際、固いという印象になるのが原因です。
生地の劣化具合、傷みによる質感のちがい、汚れの付着による影響は、保管環境によってさまざまです。
いずれにしましても、2011年下半期以降は生地の変更は行っておりませんので、ご安心ください。 |
|
前回とまったく同じ形状・サイズ、仕様で作成したカバーなのに、風でめくれたり、雨水が溜まる(前回はなかったのに)という報告もあります。
こちらも「(前はなかったのに)雨漏れする」と同様、風雨の吹きつける・降る頻度や量、角度は毎回変わるという自然現象ゆえです。「以前のカバーの時はすべて、たまたまめくれない風の吹き方だったのか、溜まらない雨の降り方だったのか」というご指摘を頂戴することもあるのですが、「そうなります」としかお答えできません。
めくれに関しましては、カバーの使用による「馴染み」が一因していることがあります。
ボディカバーは使用によってボディに馴染み、留め具もその絞り、力の抵抗に馴染んでいきます。
使い慣れたカバーと同じ感覚や力で絞ると、まだ馴染んでいない新しいカバーは抵抗、摩擦が大きく、結果的に絞りが緩くなります。前回はなかった風によるめくれが起きた場合は、この理由が考えられます。
雨水が溜まるのも、留め具が緩んでいるため装着されたカバー自体の張りがなく、以前は流れ落ちていたのが留まるということもあります。
降雨が長く続いた際や梅雨時期に、これまでなかった雨水の溜まりが発生することもあります。溜まるか溜まらないかは1滴の差で異なります。
1滴多いことで生地がたわみ受け皿に近づきます。結果、流れていたものも溜まりだし、その重みによってより窪み、またより溜まるという悪循環に陥ります。
Cピラーからウィングやルーフスポイラーにかけての部分やフロントガラス下部のワイパー周辺に特に見られがちな現象です。買い替えた際の新品時にこのタイミングに当たった場合は、カバーの形状にこの癖がつく場合もあります。
これは自然現象をまともに受ける屋外で使用する以上は致し方のないことで、言い換えましたらそれだけの分量の雨水を車体から防いだことになります。
もともと、仲林工業ボディカバーは通常使用でも雨水が溜まることは普通(標準)のことであり、過去何年もなかったのでありましたら、その間の環境が好条件だったということになります。
いずれにしましても、新品のカバーが馴染みきるまでは、意識して強めに留め具を絞って留めていただくことで、改善される場合があります。 |
|
前回とまったく同じ形状・サイズ、仕様で作成したカバーなのに、装着してみると、前回よりサイズが小さく感じられたり、フィット感が緩い、また丈が短いと感じられることがあります。
これは、何年も使用したカバーはボディ形状に馴染み、同時に「くたびれ」、留め具も絞られて「癖」が付いている状態なのですが、買い替えたばかりの新しいカバーは、まだ馴染んでもいなければ「癖」も付いていない、「縫いたて」の状態だからです。
例えるならば、履き慣れたスニーカーと新品のスニーカーです(履き慣れた方は、足への抵抗も少なく、フィット感に優れ、靴紐も絞りやすいです)。
これらは、TT-9000(裏起毛)生地に顕著です。初回にTT-9000(裏起毛)生地を使用された場合、この印象は強くなります。
フィット感に関しましては、上記を差し引いても、「前回の方がフィットしていたように思う。初めて装着したときさすが専用タイプと感じた」「前回使いはじめのときから、カバーの丈はもっと長かった」等と申される方もおられるのですが、日々、使用していただいておりましたら、目がその状態に見慣れ、「くたびれ」感にも慣れていきます。また、人間の記憶というものは、少なからず変化します。
過去に、「フィット感がちがう」と言いきられた方に作り直しを行ったことがありますが、結果的に、お客さまの勘違いであることがわかりました。
また別のお客さまで、同内容のご指摘に対し、確認・検証を行ったこともあります(こちらをご参照ください)。こちらもやはり、お客さまの勘違いでした。 |
|
TT-9000(裏起毛)生地の起毛は、特に静電気の影響により非常に立ったり、また畳んだりすることで寝てしまうときがあります。
そのため、起毛が増えた、減った等の印象を抱くことがあります。もちろん、起毛の量は昔から同じ、一定で、変更はしておりません。
起毛面同士を張り合わせ、軽く擦り合わせてから本を見開くように剥がしてみると、起毛の立つ場合があります。
反対に前回のカバーよりも起毛が多く感じられ(非常に立っていて)、気になられる場合は、起毛面をしばらく撫でることで、寝て、収まります。
1枚生地からの掻き上げによって作り出している起毛ですので、あまり立っていないように見えてもつまんで引っ張ることはおやめください。基本的に抜けることのない起毛ですが、細く優しい繊維のため、ちぎれてしまいます。特に触らずに使用してくださいますようお願い致します。使用しているうちに、起毛の感触は一定に落ち着きます。 |
|
前回と同じカバーなのに、買い替えたカバーが前回よりも早々に破れたり漏水したり、傷んでしまうことがあります。
大きな原因は天候です。
「今回のカバー使用時の方が、天候は穏やかな日が多かったのに」というお声も頂くのですが、天候にカバーの傷む要素があれば、穏やかに感じられる天候でも、カバーの傷みが進行する場合があります。
傷む要素の代表的なものとして、陽射し(紫外線)、潮風、黄砂、雨の中に含まれる汚れ成分、化学物質、鉄粉等があります。
人間は強い雨風に天候の「荒れ」を感じますが、カバーにとっては雨風の強さももちろんありますが、それによって結果的にカバーが受けるダメージや付着する汚れ(化学反応)によります。
まだ買ったばかりのカバーなのに、天候により、一気に生地表面が傷んだ(ように見受けられた)現象が起こったことがあります。こちらにまとめておりますので、ご参照ください。
天候や大気中の汚れ、寒暖差などはトータルして、年々極端になっていると思われる面があり、カバー生地が受けるダメージも年々大きくなっている傾向があります。
前回と同じカバーなのに、耐久性が異なることがあるのは、これらの事情が関係しているためです。
カバーの耐久性につきましては、こちらもご参照ください。 |
|
|