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環境によって選べる留め具

HOME環境によって選べる留め具 > 腹下通しの2.8メートル留め具


腹下通しの2.8メートル留め具

全長およそ2.8メートルに及ぶ黒いベルトは、リュックサックやポシェットに見られる紐と同質で、両端にバックルに差し込むオス型部品が付いています。このベルトをサイド(前輪と後輪の間)、いわゆるお車の脇腹の下から反対側の脇腹へくぐらせて、ボディカバーに付属のメス型部品とはめ込み、留めます。

ベルトは単体としてカバーから完全に取り外し可能で、そのため運転席側、助手席側のどちらから通さなければならないといった決まりがありません。様々な駐車環境を考慮し、車体の左側から右側へ、右側から左側へと、どちらからでも通すことが可能です。

「腹下通しの2.8メートル留め具」だけの場合は、カバーのすそ四隅(コーナー部分)に絞りのゴムが入る構造となるため、風の吹きつけによってはめくれ上がることがあります。
すそ紐絞り加工」と併用の場合は、絞りのゴムは入らず、紐が通る構造になります。詳しくは「腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工」をご参照ください。

写真はビニールパックに入った2本1セットの「腹下通しの2.8メートル留め具」です。



ベルトの構造と、具体的な装着方法

原理は単純。なのに、いちど留めてしまえば効果抜群!






広げて(伸ばして)みると、その全長はおよそ2.8メートル。



ベルトの両端に通されている槍状のプラスチックのオス型部品。



留め具を「腹下通しの2.8メートル留め具」にすると、カバーのサイド下部(前輪と後輪の間)にはあらかじめ、メス型のプラスチック部品が(片側2ヶ所、反対側にも2ヶ所の計4ヶ)縫い付けられます。



メス型部品に、ベルト一端のオス型部品をカチッと嵌め込みます。
もう一端を、車体の下を通して反対側のメス型部品と嵌め込みます。嵌め合わせるだけではベルトの長さが余りますので、ベルトを絞ってカバーのサイドを押さえ込むように調節します。
良い通し方についてはこちらをご参照ください。

このバックルがむき出しであることが気になった方には、こちらのさらなるオプションをオススメ致します。



サイドの揺らぎもしっかり固定! フィット感も向上します


サイドを押さえ込むことによりサイドの揺らぎを許さず、しっかり固定します。



ベルトを装着しないとき、風によってはカバーサイドは意外とはためきます。



ベルト装着により、サイドが包み込まれるように車体サイドへと押さえられます。
結果的に、すそから入り込む空気の中の汚れも軽減するため、カバー内部も汚れにくく、ボディにとってもよりよい環境となります。



ポルシェやフェラーリ等、フェンダーやタイヤハウス部分のボリュームが大きく、サイドがくぼんでいるようなお車は、特にフィット感が向上します。
同様に、オーバーフェンダーにも有効です。





カバーの中身はポルシェ911(991)911。



ワンポイントアドバイス

腹下ベルトを装着した際、カバーサイドの生地のすそが翻り、折り返しとなってしまうことがあります。この状態になれば、雨水や汚れを樋(とい)のように受けてしまいます。




車体サイドの下部へカバーのすそを入れ込むようにしていれば、やがてその「癖」がカバーに付き、折り返しとなる割合が低くなります。
もっとも、それでも車体形状によっては折り返しになってしまうことがあるのですが、特に新たなカバーの使用開始時に意識していただいていると、のちのち変わってくる場合があります。



長さの調節・カットが可能

絞り込んで余ったベルトは、カットすることをオススメします


余った分をカットせずに団子状に結んでぶら下げたりすれば、重みや揺らぎによって装着したカバーのバランスが崩れたりボディ自体を傷つけたりします。また、装着したベルトに絡めたり挟んだりすれば、隙間ができ、カバーのすそがそり返る等、効果を損なう結果につながります。
カットはハサミで可能です。裁断面はほつれてきがちなので、写真のようにライターの火で軽く炙っていただけましたら溶けて硬化し、固まります(火傷にご注意ください)。

2.8メートルものベルトは、長めに感じられるでしょう。大型車の場合は反対に、足りるのかなと思われるかもしれません。
永年、仲林工業が様々な車種を見てきた結果、どのお車にもひとまず装着可能な長さとして「2.7〜2.8」という数字になりました。
たまに「専用タイプなのだから、腹下ベルトも車種に合わせた長さに用意すべき」というご意見を頂戴するのですが、長い、短いというのはひとによって印象が異なります。同じ車種に乗られている方でも、2.8メートル近くを「長い」と思われる方もいれば、「ちょうどいい」と思われる方もおられます。長めにゆったり使用されたい方、短めに強く絞って使用されたい方、これもお車の保管環境や状況によって異なってきます。そのため、現状あえて「2.7〜2.8メートル」の長さに統一しています。

車体の腹下にエンジンが露出し、それが熱くなっているとき、触れたベルトが溶けて切れてしまう恐れがあります。マフラーと同様、冷めてからの装着をお願い致します。
もし切れてしまったときは、ベルトをだんご結びにすることで再利用可能になる場合があります。



バックルのむき出しが気になる方には、さらなるオプション!



バックルを覆うポケット。バックルポケットです。こちらを装備することもできます。着脱の際に、むき出しのバックルがボディと接触するのを防いでくれます。

さらに別途(+4000円)発生します。

選択項目が膨大になるため、選択肢内にこのポケットは設けておりません。
ご希望の場合、ネット注文であれば、お届け先情報などを打ち込むページ末尾に、伝達メッセージとして入力できる欄がございますので、「バックルポケット(+4000円)希望」とご入力ください。注文時には加算されませんが、こちらで確認後、+4000円して製作へ移行します。電話注文であれば、必ず「バックルポケット希望」とお申し付けください。これらがない場合は、標準でこのポケットは付きません。



中にはバックルが隠れており、機能は同じです。





腹下通しの2.8メートル留め具についてよくある質問

Q

車の下を通して留めるということですが、通しにくそうに思えます。良い通し方などありますか?

A 地上高のあるお車は、サイドステップ付近に付いているカバーのメス型部品と接続した後、車の下をのぞき込むようにして、もう一方を反対側のサイドステップ付近目がけて放つことで、渡しやすくなります。
地上高の低いお車は、放つことが難しいので、棒状のようなもので反対側のステップ付近まで押しやることで、渡しやすくなります。

他に、実際にご使用されているお客さまからお聞きした方法ですと、、、
まず車を通常の位置に停車。そのまま1メートルほど前進させて、下車します。左右後輪のすぐ後ろ(タイヤに触れてもかまいません)に、一直線に伸ばしたベルトを2本束にして置きます。このとき、ベルト両端のオス型部品がタイヤに近ければ、タイヤで踏んで潰してしまう恐れがありますので、できるだけ離してください。
車に乗り、元の駐車位置までバックして停めます。黒いキシメン状のベルトはタイヤが通過しても破損すること等ありませんので、この時点で腹下ベルトは前輪と後輪の間に跨がれます。その後カバーを装着し、両サイドのメス型留め具と接続し、留めて締めます。



Q

腹下通しの2.8メートル留め具の付ける位置を、サイドではなく、フロントからリアへ通るように変えたり、追加したりできませんか?

A 技術的に可能ですが、オススメできません。
まず車のフロントからリアへ腹下のベルトを通すとなると、車体全長以上くぐらせなければならず、大変面倒です。同時に、2.8メートルでは足りず、値段もアップしてしまいます。追加でも料金アップとなります。

フロントとリアのめくれ上がりを防ぎたい場合は、「腹下通しの2.8メートル留め具×すそ紐絞り加工」をオススメ致します。



Q

駐車スペースの関係上、車を停めると助手席側が壁と接近してしまい、体を入れることができません。そのため、カバーをかけた後から、助手席側の留め具を装着することができません。

腹下通しの2.8メートル留め具は、あらかじめどちらか一方がカバーに縫いつけられているのでしょうか? もしそうなら、あらかじめ助手席側に付けておいてほしいのですが。

A いいえ。腹下通しの2.8メートル留め具は、運転席側助手席側、どちらか一方にもともと付いているわけではありません。
両端とも付け外しが可能です。

ご質問の状況でしたら、カバーを装着する前にあらかじめカバーの助手席側のメス型部品と腹下ベルトの一端を接続し、それからカバーをお掛けください(この際、ぷらぷらとつながった長いベルトやプラスチック部品が、車体と触れないよう注意ください)。
カバーの装着後、まだつながっていないベルトの一端を車体下からたぐり寄せ、運転席側のメス型部品と接続して留めることができます。





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